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秋山具義氏 インタビュー
(略)  ・・・秋山具義氏   ・・・e-Spirit

秋山さんが、広告の道を選んだきっかけをお聞きしたいのですが。

日本大学芸術学部の学生だったんですけども。コミュニケーションデザインっていうところにいました。その中で広告もいろいろ勉強していました。

当時、バブルだったのですが、広告がすごく元気だったというか。

注目されていた。

 そう。それで広告代理店に入りたいなと思っていました。イラストや絵も大学生の頃に描いていて、 賞をとったりもしていたのですけど、食べていくことも考えたり、やりたいことを考えると、 広告代理店で広告を作りたいというところにつながりました。

その後独立されたわけなのですが、それはどういうきっかけなのでしょうか

 独立を思い立った時、ちょうど10年後ぐらいが21世紀だったので、21世紀には新しいことをしていたいなって意識があり1999年に独立しました。

ちなみに社名が「デイリーフレッシュ(Dairy Fresh)」という社名の由来をお聞きしたいのですが。 これは「毎日新鮮」という意味ですよね?

実はね。違うんです。「デイリー」はLYじゃなくてRYなんですよ。乳製品とか牛乳販売店って意味なんですよ。

つまり『新鮮な乳製品』とか、『新鮮な牛乳販売店』という意味です。 これは糸井重里さんがつけてくれたんですけど。自分的にもすごく気に入っていて。 牛乳は白くて新鮮じゃないと飲めないじゃないですか。アイデアも新鮮じゃないといけないと思っているし、 あとコーヒーを入れたらコーヒー牛乳になったり、いちご入れたらいちご牛乳になったり。 バターになったりチーズになったり、いろいろな可能性が多いなと。すごく気に入ってますね。


今回アーティストの椿屋四重奏さんがリリースする『恋わずらい』でキャスティングをさせていただきました。 この企画のコンセプト的なところどういうところだったのですか?

メジャーデビューしてまだ日が浅いバンドなんで、とにかく目立つことというか。 やっぱりそんなに大量にコマーシャルが流せるところではないところでインパクトを必要とされていました。企画から入ったんですけれども、インパクトってことを考えたときに、『自分で見てもびっくりするモノじゃないと』と思いました

それ面白いですね。自分自身が見てもびっくりするモノ。

ここまでやったら驚くだろうなってところを、いろいろ探っていて。

当初、ラストカットに椿の花がささっているという演出はなかったのですが、あれは?

よりインパクトを、割とみんな求めていて。何をしたらいいかなと思ったんですけど。
バンド名が椿屋四重奏という名前で椿という花の名前が入っている。 それを映像でも残したかったんです。その椿というか椿四重奏があって、インプットしたい感じだったんですね、見ている人に。

ちなみにキャスティングのところでお聞きしたいのですが、最終的にこのモデルさんに選ばれたのは、どういうところがよかったのですか?

まず今回演出することになって、カメラマンやメイク・スタイリストなどのスタッフィングの観点からを考えました。 スタッフが今まで作ってきているものの印象と、そこで出てくれる人の印象を合わせないと、ずれちゃうじゃないですか。

ちょっとファッションの匂いをさせたかったので、目が強いし、オーディション時の動きもすごくナチュラルでよかったので。

カジュアルでしたよね。

そうですね。堂々としているし。現場で、こういう企画の場合、恥ずかしがられてしまうと、こっちが恥ずかしくなっちゃうし、 全体がやりづらくなってしまう。

だから堂々としてて、オーラを持っていたと思ったのでいいなと。オーディションってオーラ的なところも探しますから。



秋山具義氏
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クリエーターズインタビュー

キャスティングのイースピリットがお送りする「クリエーターズインタビュー」広告業界で活躍するクリエーターの貴重なインタビューを掲載。今回は、秋山具義さんです。